肉や魚を使用せず、麦や豆など植物由来の原材料から作られた食品、プラントベースフード。
‟唐揚げ” や ‟ハンバーグ” 、おつまみで人気の‟ジャーキー” など。本来なら油分たっぷりのお料理も、植物から作られるプラントベースフードで代用すれば、ヘルシーで罪悪感少なく食事を楽しむ事ができます。
さらに、畜産とは違い飼料を必要とせず、二酸化炭素も排出しない点が環境にも良いとされ、SDGsの視点からも注目を集めています。
最近では、スーパーやコンビニに陳列されるプラントベースの新商品も多く見かけるようになりましたね。
特に、大豆から作られた大豆ミートは高たんぱく低脂質。なのにまるでお肉のような食感を楽しめるということで、ダイエッターや動物性脂肪を控えたい人の強い味方になっています。
ヘルシーで、ダイエットにうれしい大豆のお肉?詳しく知りたい!
コロナ過を経て、食生活や自身の健康を見つめ直す機会が増える今、改めてプラントベースフードへ興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
今回は、大豆ミートを初めて使う人でも簡単で、家庭料理に取り入れやすい商品として、三代目茂蔵さんの大豆で作った『豚肉みたいな大豆のお肉』をレビューしていきます。
Plant(植物)Based(由来)の食品。また、それらを多く積極的に取り入れる食生活。
プラントベースフードのもつメリットは、主に以下のように挙げられます。
①生活習慣病の予防など、健康的で体に優しい食品である。
②畜産由来の温室効果ガス排出削減/水資源の節約/食糧問題の解決策など、環境保護に役立つサステナブル(継続可能)な食生活である。
厳格な菜食主義とは違い、卵や乳製品などの動物性食品も禁止しないのがプラントベースフードの特徴。環境保護や食生活を見直してみたいと考える人が、誰でも/いつからでも気軽に取り入れることができる新しい食スタイルとして注目されています。
『豚肉みたいな大豆のお肉』商品紹介
こちらが、今回使用する大豆ミート!
「お肉を食べたいけれど控えなければいけない人にぴったり」ということ。
中身はフリーズドライのように乾燥していて軽く、かじってみると噛めば噛むほど大豆の味が染み出してきます。
このまま食べてもまずくはないですが…
果たして、これが本当にお肉みたいになるのかなあ?
『豚肉みたいな大豆のお肉』で‟生姜焼き”
今回は、裏面のお召し上がり方を参考に‟生姜焼き”を作ってみます♪
①まずは水で戻す
〈お召し上がり方〉を参考に、30分ほど水に浸ける。
説明ではぬるま湯になっているけれど、水でも大丈夫でした◎
②水気を切る
戻すと3倍に膨らむ!
水を吸った大豆ミートはかなりボリューミー。
軽く水気を切っておきます。
吸水後の食感→弾力が出て噛み応えUP。乾燥時より、豆の甘味をより感じます。匂いも、そんなに大豆臭くありません。
③調味料と合わせ炒める
下準備が済んだら、あとは大豆ミートをお肉に見立てて調理するだけ!
市販の生姜焼きのタレを使うも良し、家庭にある調味料を合わせても◎
そして出来上がったのが…こちら!
焼き色がしっかりついて美味しそう!匂いも生姜焼きだ!
しかし肝心の味は…?
次の項目で、感想をしっかりまとめていきます。
『豚肉みたいな大豆のお肉』正直な味の感想。
結論から言うと、
まるで本物のお肉みたい!とは言えない。
「生姜焼きの味の、噛み応えがある何か」ではあるが、まるでお肉のような食感とまでは言えないと感じたのが正直なところ。
しかし、これは‟マズイ”ということではなく、こういう料理だと思えば十分‟生姜焼き”として食べられる料理だと思いました!
噛み応えがあるので満足感を得られ、油っぽくないので体に優しいものを食べている安心感が大きいです。
初めて食べるから心配、もう少しリアルなお肉っぽさが欲しいという時は、本物のお肉と半量で作るなど工夫しても良いかもしれません。
また、調理後すぐに食べるより、作ってから食べるまで少し時間を置くと味が馴染んでより美味しく感じると思います。
筆者も、作った直後は「ん~、まあこんなもんかあ」とそこそこの感想でしたが、翌朝はビックリするほど「生姜焼きだ!これならまた作ってみたい!」と思いました。
普段、こういう食べ慣れないものは口にしない夫も「結構いけるよ」と言うので驚き(本当に驚き)
商品の感想しては『豚肉みたいな大豆のお肉』自体は味の主張が強くないので、様々な料理に代用できると感じました。
煮物や常備菜など、味が染みると美味しい/作り置き可能な料理に向いていそうです。
調理の仕方を工夫すればもっと美味しく、色々な料理に活用できる可能性を感じました!
ほんとにヘルシー?
さて、ここでプラントベースフードを健康やダイエット目的で使用する人に気を付けてほしいのが、その商品が本当にヘルシーかを見極めるコトです!
なぜなら、プラントベースフードの中には植物性の原料を本物の肉の味に似せる為に、様々な添加物や砂糖を多量に加えている商品があるからです。
健康の為に選んだはずの食品が、かえって体に悪かった。これでは本末転倒!
本当にヘルシーなプラントベースフードを選びたいなら、原材料や栄養成分表を必ずチェックしましょう。
では、今回使用した『豚肉みたいな大豆のお肉』はどうか見てみます。
原材料は、粒状大豆たん白と粉末状大豆たん白、食用植物油脂の3つです。
食用植物油脂は使われていますが、この商品はほとんど大豆でできていると言えるでしょう。
さらに大豆は遺伝子組み換えでなく、国内製造という事で安心感があります。
続いて栄養成分表も確認しましょう。
内容量(47g)すべて使っても、カロリーは166kcalです。炭水化物は13.5g、脂質は0.61gしかありません。一方で、たんぱく質は26.6gと多め。
本物の肉と比べても、カロリー・脂質共に控えめです。高たんぱく低脂質で、大豆製品ならではの優秀な栄養価と言えます。
さらに、大豆から作られる大豆ミートは食物繊維や肌の調子を整えるイソフラボンなど、動物性の食肉にはない栄養素を含んでいます。
これらの事から、三代目茂蔵の『豚肉みたいな大豆のお肉』はヘルシーで、安心して食べられるプラントベースフードだと言えるでしょう!
『三代目茂蔵』って?
今回ピックアップした『豚肉みたいな大豆のお肉』の他にも、『挽肉みたいな大豆のお肉』『鶏肉みたいな大豆のお肉』といった大豆ミート商品や、大豆を原料とした食品を多く取り扱う三代目茂蔵。
では三代目茂蔵とはどういったお店なのか、少しご紹介します。
1987年設立。埼玉県に本社を置く、株式会社篠崎屋の店舗名。
「よりいいものをより安く」提供することを経営理念とし、全ての人の健康と幸せに貢献することを使命としている(ホームページより抜粋)
昔かたぎな誠実さと先進的な面を併せ持ち、ファンが途絶える事のない‟よりいい商品”を世に送り続けている、大豆加工食品販売のプロフェッショナル。
そんな篠崎屋さんは、豆腐を豆腐ではなく豆富と書く。我々は豆の富を頂いているのである。
三代目茂蔵の凄さは、実店舗に足を運ぶとよく分かります。豆腐はもちろん、豆腐加工食品や豆乳、納豆といった大豆製品の種類の多さは圧巻!
自社取り扱いの大豆加工食品を使ったヘルシー弁当や、特製のきつね揚げを使用した寿司も多く、いなり寿司などは特にお出汁が染み染みで美味。
さらに豆腐で作ったチーズケーキや、おからを餡に練り混ぜた大福など、罪悪感を軽くしてくれる嬉しいスイーツも季節ごとに種類を変えて並びます。
おからを用いたダイエットクッキーや、小腹満たし用のスナックの種類が豊富なのも嬉しい。
三代目茂蔵の魅力は商品がどれも健康的なこと。且つ、ついあれもこれもカゴに入れてしまいたくなるような絶妙な価格。そして、ここ豆腐屋ですよね?と問いたくなるほど豊富な品揃えです。
いつ誰が訪れても楽しく、安心感をもってお買い物ができるでしょう♪
直売場は東京、千葉、埼玉など、関東を中心とした店舗を多数展開。
近くに店舗が無い?そんな悲しみに暮れる人も大丈夫。ネットショッピングも可能です。
まとめ
人にも環境にも優しい。
様々な可能性を秘めた次世代の食品‟プラントベースフード”は、今後ますます私たちの生活に浸透していくものと思われます。
今回試した『豚肉みたいな大豆のお肉with豚の生姜焼き』は「まるで本物のお肉だ、感動!」とまではいきませんでしたが、大豆ミートを使った料理としては十分美味しく頂くことが出来ました。
そして、調理方法を工夫すれば、次はもっと美味しく料理できるという確信へと繋がりました!(個人的感想)
油は控えたい、ダイエットしたい、でもご飯は我慢したくない。そんな皆さん、ぜひ気軽に試してみて下さい。
あなたの食生活に新たな光明が差す…かもしれません!
美味しく楽しんで、健康も環境も守っていけたらいいですね♪
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